どうも!「らんパパうーた」です。
6か月間の育児休業(育休)取得経験をもとにパパ、ママに役立つ情報発信しています!
コラムでは、育児休業などに関するニュースを「らんパパうーた」の考えや意見を交えてお届けします。
サントリーHD 男性社員の育児休職取得率100%を達成
2025年2月12日、サントリーホールディングス株式会社が次のニュースリリースを出しました。
育児休業を取得した経験のあるパパとして、男性が育児休業を取得しやすくするために、様々な施策を講じているサントリーホールディングスの関係各位に感謝します。
ニュースリリースを見ると、2024年末に男性社員の育児休業取得率が100%になったとのことです。
サントリーホールディングスの育児休業の取得率の出し方は以下の通りです。
「2024年に5日以上、育児休業を取得した男性社員の数」
÷
「2024年に配偶者が出産した男性社員の数」
このニュースリリースを見て、らんパパうーたは2つの違和感を覚えました。
男性社員の育児休業取得率100%に感じる2つの違和感
らんパパうーたが感じた2つの違和感は次の通りです。
- 育児休業取得率を100%にすることが目的になっていないか
- 育児休業を取らない選択肢があることが多様性
違和感①:育児休業取得率を100%にすることが目的になっていないか
一つ目の違和感は「育児休業取得率を100%にすることが目的になっていないか」です。
そもそも育児休業取得率の分子が「2024年に5日以上、育児休業を取得した男性社員の数」です。
らんパパうーたは育児休業は2か月以上取得してなんぼだと思っています。
また、5日取れば取得率上げられるからとりあえず取得しようという、力学がサントリーHDで働いているのではないかと邪推しています。
また、社会主義国家の大統領選挙でも得票率が100%になることがないのに、民主主義社会において、育児休業取得率が100%になることに違和感を感じます。
違和感②:育児休業を取らない選択肢があることが多様性
2つ目の違和感は「育児休業を取らない選択肢があることが多様性」です。
プロジェクトの立ち上げを担当することになったから、今は育児休業を取得したくないという人もいるはずです。
それは男性に限らず、女性もです。
令和3年の女性の育児休業取得率はで85.1%です。(厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」より)
女性は育児休業を取得する前に産後休業があるので、一概に比較できません。しかし、女性でも育児休業の取得率は100%にはなりません。
サントリーホールHDの「男性社員の育児休業取得率100%」は、育児休業を取得しない多様性がないこと。
言い換えると育児休業を必ず取得しなければいけない義務になっていることに違和感を感じます。
らんパパうーたは育児休業を取得しなくてもよい自由があることが多様性だと思います。
まとめ:取る取らないを選択できることが多様性
サントリーホールディングス株式会社の男性社員の育児休業取得率が100%になったというニュースリリースを紹介しました。
このニュースリリースを見て、以下の2つの違和感を覚えました
- 育児休業取得率を100%にすることが目的になっていないか
- 育児休業を取らない選択肢があることが多様性
らんパパうーたは育児休業を取得しなくてもよい自由があることが多様性だと思います。
以上、「らんパパうーた」でした。