どうも!「らんパパうーた」です。
6か月間の育児休業(育休)取得経験をもとにパパ、ママに役立つ情報を発信しています!

「育児休業」を取ろうか考えているんだけど、「産後パパ育休」っていうのもあるって聞いたんだよね。

そうなんだね!「育児休業」の取得を考えてるなんてすばらしいね!
「産後パパ育休」は、「育児休業」より柔軟で取得しやすい制度だよ!

そうなんだ!「育児休業」と「産後パパ育休」って併用できるの?

うん、併用できるよ!うまく組み合わせることで、より柔軟に休業を取得できるよ。

へえ、知らなかった!もっと詳しく教えてほしいな。

もちろん!じゃあ、「産後パパ育休」と「育児休業」の違い、それぞれのメリット・デメリットを説明するね。
この記事では厚生労働省が公表している以下の資料を参考に解説します。
- 0歳と2歳のパパ
- 合計6か月間、育児休業を取得
- ランニングがライフワーク

1. 産後パパ育休ってなに?

「産後パパ育休」は、子どもの誕生から8週間以内に、最大4週間(28日間)休業を取得できる制度です。
さらに、以下の理由で「育児休業」と比べて柔軟で取得しやすいといわれています。
- 労使協定があれば、合意の範囲内で就業が可能
- 申請期限が原則、休業開始の2週間前までと短め
また、「産後パパ育休」と「育児休業」は併用することもできます。
「育児休業」について詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
2. 産後パパ育休×育児休業 どちらを取ればいい?

結局、「産後パパ育休」と「育児休業」、どちらを取ればいいか迷っていませんか?
どちらを選ぶか決めるために、「産後パパ育休」と「育児休業」の違いを整理します。
産後パパ育休×育児休業 の違い
産後パパ育休 (出生時育児休業) | 育児休業 | |
---|---|---|
取得期間 | 誕生から8週間以内に 最大4週間まで | 子どもが1歳(最長2歳)まで |
分割取得 | 2回まで可能(事前に申出) | 2回まで可能(それぞれ申出) |
給付金 | 休業開始前賃金の67%(※1) | 休業開始前賃金の67%(※1)(最初6カ月)、その後50% |
申請期限 | 2週間前までに申請 | 1カ月前までに申請 |
休業中の就業 | 労使協定があれば、 合意の範囲内で就業可能 | 原則就業不可 |
※1 2024年以降「出生後休業支援給付金」が付加されることにより、手取りの10割になります。
「出生後休業支援給付金」について詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
- 「産後パパ育休」は、取得期間が子どもの誕生から8週間以内に最大4週間まで
- 「産後パパ育休」は、仕事をしながら取得できる
- 「産後パパ育休」の申出期限は、2週間前
産後パパ育休がおすすめ
次の項目に当てはまるパパは、「産後パパ育休」をおすすめします。
- 育児休業中に何をすればいいのかわからない
- 長期間の休業に不安がある
- 赤ちゃんとママの退院後に両親のサポートが受けられる
育児休業がおすすめ
次の項目に当てはまるパパは、「育児休業」をおすすめします。
- 仕事の調整ができる
- 28日以上休業を取得する場合
- 家事・育児に関わり、ママの負担を分かち合いたい
- 赤ちゃんとママの退院後にサポートが受けられない
「育児休業」について詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
3. 産後パパ育休のメリット

「産後パパ育休」のメリットは次の通りです。
- 赤ちゃんの成長を間近で見られる
- 産後のママを支えられる
- 休業中も就業できる
4. 産後パパ育休のデメリット
「産後パパ育休」のデメリットは次の通りです。
- 収入が減少する
- 仕事の調整が必要
- 育児に専念できない
- 分割取得できる分、スケジュール調整が複雑になる
5. 産後パパ育休×育児休業 の併用と使い分けのポイント

「産後パパ育休」と「育児休業」は併用できます。
ただし、次の2点に注意が必要です。
- 「産後パパ育休」は子どもの誕生から8週間以内にしか取得できない
- 8週間以降は利用不可
- 「産後パパ育休」の取得日数が育児休業給付金の上限180日に通算される
「産後パパ育休」と「育児休業」を併用する場合「産後パパ育休」を取得した後に「育児休業」を取得する順番になると思います。
使い分けのポイント
- 休むことで業務に支障が出ると感じているとき→「産後パパ育休」
- 赤ちゃんとママの退院後、ピンポイントで手が足りないとき→「産後パパ育休」
- 赤ちゃんの成長を見守りたいとき→「産後パパ育休」or「育児休業」
- 長期的に育児に関わりたいとき→「育児休業」
- 収入減が心配→「産後パパ育休」
らんパパうーたに第2子が生まれたとき
第2子が生まれたとき、らんパパうーたは「育児休業」を申し出ました。すると会社から「産後パパ育休」の利用をすすめられました。
もともと育児休業を3か月取るつもりだったので、「産後パパ育休」は選択しませんでした。
男性の育児休業取得者が少ないこともあり、会社としては、比較的取得しやすい「産後パパ育休」をすすめたのだろうと考えています。
6. まとめ:短期なら産後パパ育休、長期なら育児休業

「産後パパ育休」と「育児休業」の違いや、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
「産後パパ育休」は、子どもの誕生から8週間以内に最大4週間(28日間)休業を取得できる制度で労使協定があれば、合意の範囲内で就業も可能です。
長期の休業に不安がある場合は、まず「産後パパ育休」を短期間試してみて、育児や職場復帰のイメージがつかめたら「育児休業」に移行するのも一つの方法です。
「産後パパ育休」をきっかけに、より多くのパパが「育児休業」を取得し、育児に関われるようになるといいと思います。
以上、らんパパうーたでした。